Live Webcast with Turbo.264 on PPC G4


以前のエントリーで、Turbo.264を紹介した後、テストをする時間が取れないままでしたが、やっとテストが出来ましたので報告します。
折角、ハードウェアコーデックをテストするのですから、CPUが低性能なマシンをどこまで活用できるかというテーマで、実験してみました。使用した機体は、OSX Server 10.4.11を乗せた初代Mac mini (PPC G4/1.2GHz RAM 1GB)。(縮小画像をクリックするとズームして拡大します。以降のその他の画像も同様です)

いくらハードウェアコーデックと言っても、本体に負荷は当然あり(H.264の圧縮だけがUSBなエンコーダーでやってるだけで、音声部分のエンコード、Firewire周り、パケット信号処理等は本体CPUがやってる)、無尽蔵に高性能という訳には行きません。
生中継の画面の大きさを640×480(VGA)に、コマ数(fps)、帯域(bps)は、無制限に設定して、CPU負荷100%の状態での送信状態を見ると、23fps、1900bps程度でした。また、中継の起動時はQuickTime Broacasterの中継開始スイッチを押した後、Turbo.264が動作開始するまでに4秒程度の遅れがあります。
先の無調整の帯域だと、実際の生中継時の帯域や、生中継と同時にファイル保存して、後にiPod/iPhoneで見る場合にファイルの大きさとして無理があるため、画質を整えながら、帯域を減らすという努力が必要になります。色々調整してみた結果、640×480、15fps、600kbps(実際は100kbpsの幅で上下するVBR)という条件がある程度バランスが良いようでした。この設定でエンコードには不向きである(よってテストしがいのある)音楽のプロモーションビデオを生中継テストしてみました。
実験の検証方法ですが、MacBook ProからApple Remote Desktopでエンコーダー(Mac mini PPC G4/1.2GHz with Trubo.264)を遠隔監視し、そのすぐ横でQuickTime Playerを使い、エンコーダー発DarwinStreamingServer経由の生中継を再生するという構図です。
動きの少ないプロモーションビデオでは、ある程度鮮明かつ滑らかにエンコード・再生ができました。

動きの激しいプロモーションビデオでは、シーンの中の線も悪影響を及ぼしたのか、結構、映像が破綻してしまいました。

ただ、元々のPPC G4/1.2GHzの能力から言えば、Simple Profile MPEG-4で320×240 (QVGA)程度の生中継をエンコードするのがやっとであるのに対して、Turbo.264を使えば、VGAでH.264な生中継できるという、飛躍的な性能向上が図れる素晴らしいデバイスだと思います。
Turbo.264を使えば、お古のG4程度のマシンが最新の生中継用マシンに早変わりするというのは素晴らしいことだと思います。皆様もお試しあれ。